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リリカ(帯状疱疹後神経痛治療剤)

リリカ(帯状疱疹後神経痛治療剤)

今までにない、帯状疱疹後の神経痛の治療に使う薬が日本でも承認されました。

リリカ(プレカバリン)カプセルは今までに105の国で承認されていましたが、
日本でも2010年4月に承認され、今年6月22日に発売になります。

疼痛には大きく分けて侵害受容性疼痛と神経障害性疼痛の2種類に分かれます。

帯状疱疹後の痛みは、この侵害受容性疼痛の後、
神経障害性疼痛として約4週から現れ始め、6ヶ月後にピークを迎え、
その後徐々に落ち着きますが、

長い人では何年も疼痛に悩まされる人も少なくありません。

疼痛のせいで、不眠、無気力、また不眠による日中の眠気など、
様々な不具合を感じる人もいます。

帯状疱疹が起こったときの痛みと、帯状疱疹後の痛みは別の種類の痛みであり、
帯状疱疹後は帯状疱疹後としての痛みの治療が必要となります。
(両方を併せ持つ疼痛に慢性腰痛などもありますが)

<作用機序>

帯状疱疹後の疼痛は、神経伝達物質の過剰な放出が原因です。

疼痛が起きている状態というのはカルシウムイオンチャネルから流入した
カルシウムイオンにより神経が興奮し、神経伝達物質を過剰に放出している状態を指します。

リリカ(プレガバリン)はα2δサブユニットという箇所に結合して、
シナプスにカルシウムイオンが流入するのを防ぐことで、
神経伝達物質の過剰な放出を抑制します。

<特徴>

リリカは投与1週間目くらいから、鎮痛効果を発揮します。
つまりは、そこまでの即効性はありません。

服薬指導するときは、患者さんがちょっと服用して効かないからと
服用を止めないために、
効き目が出るのに時間がかかることをを説明する必要があります。


また、減量するときも、1週間くらいかけて徐々に減量していく必要があります。
いきなり止めると頭痛や吐き気が出やすいそうです。

<用法・用量>

通常、成人には初期用量としてプレガバリン1日150mgを1日2回に分けて経口投与し、
その後1週間以上かけて1日用量として300mg漸増します。
(年齢、症状により適宜増減はします)
1日用量として600mgは超えないこととし、いずれも1日2回に分けて経口投与します。

上記のことを考えると、リリカには規格が25mg・75mg・150mgの3種類がありますが、
治療の中心になるのは75mgと150mgになりそうです。
25mgは1週間かけて漸増する際に使うのかもしれませんね。
漸増なので150mg→225mg→300mgといった感じでしょうか。

海外の平均データからすると1日の平均治療量は180mgです。
患者さんや医師から見た治療効果の判定では、300mgと600mgでそれほどの有意差は
見られていないようでした。

治療の幅は150mg~300mgがメジャーになりそうですね。

また、この薬を中止したら、カルシウムイオンの流入を抑えられなくなるので、
また痛みが出てきてしまう可能性はあります。
そういった時に再び再開する場合は、1日150mgからスタートする必要があります。

リリカは腎臓の機能が衰えている場合は投与量を減らす必要があり、
それぞれのクレアチニンクリアランスで最大投与量が違います。

<禁忌>

リリカに過敏症の既往歴がある患者には禁忌となります。

<併用注意>

・中枢神経抑制剤(オピオイド系鎮痛剤)
・アルコール
・血管浮腫を引き起こす薬剤(ACE阻害剤)
・末梢性浮腫を引き起こす薬剤(チアゾリジン系薬剤(アクトス)等)

<副作用>

代表的なものとして85/273例に浮動性めまい、78/273例に傾眠が現れましたが、
いずれも軽度~中程度であり、長く服用することで徐々になくなっていくということでした。


今まで、帯状疱疹後の疼痛といえば、
メチコバールやトリプタノールなどが処方されることがメジャーでしたが、

リリカの登場で、帯状疱疹後の疼痛に対する治療法も大きく変わりそうですね。

リリカは帯状疱疹後神経痛治療剤として承認を得ましたが、
今後神経の直接的な圧迫による神経痛などにも適応の幅を広めていくことが期待されます。
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